去年の年末前、普段から良くしていただいている会社の代表の方から、紹介でネットワーク工事(企業さんの建物間の無線化とパソコンの無線化)の依頼相談を受けました。
メールやメッセージのやり取りをしても、どんなものかちょっとわからないので現地調査してから依頼を受ける、受けないかを決めさせていただくことにしました。
設置場所が高かったり、壁に穴開けたりしないといけない場合は僕のところではできないですからね。
現地調査を終えて、窓際同士であればiPhoneでの電波の確認もでき、壁に穴をあける必要はなさそうなので、依頼を受けさせていただきました。
あとはベストな方法を提供するのみです!
そこで解決しないといけないこと(問題)は、
1. インターネットが来てるところ(無線ルーターまで)から別の建物の1階と2階へと電波をしっかり届けないといけないこと!!
2. 建物自体が鉄筋なので電波のロスを考えないといけないこと!!
3. Wi-Fiを使うデバイスが多い(PC10台、プリンター3台、複合機1台、社員さんのスマホ類が数十台)ということ!!→Wi-Fi親機への負担を減らす
4. 事務所棟、店舗棟ともに有線LANはほぼ使わないけど、クレジットの端末だけ有線LAN接続なので(店舗棟の1Fで使う機器には)LANポートが最低1つは必要なこと!!
従来の電波が届きにくい場合は、無線の中継機を使って電波の届く範囲を広げるのが1つの方法です。
でも、今回は建物間の接続でもあるし、中継機は直列の接続には制限があるのでちょっとリスクが大きすぎる。
親機への負担が大きくなるし、SSIDもその都度変わる(変えないといけない)。
これはベストではないですね!!
そこでいろいろ調べていると、新たな選択肢を見つけました!
それが今回導入した、メッシュWi-Fiっていう新たな技術!
メッシュWi-Fiとは、網目状(メッシュ)に張り巡らされたWi-Fiネットワークのこと。
もともとは公衆(カフェや駅や空港などの)Wi-Fi向けに使われていた技術です。
少し前から家庭用にも使われるようになり、急速に普及し始めています。
問題点を1つづつ確認してみると、
1. インターネットが来てるところ(無線ルーターまで)から別の建物の1階と2階へと電波をしっかり届けないといけないこと!!
→サテライトという専用中継機を増やすことで繋がりにくさを解決できる。
今回は3台のサテライトを使用。
2. 建物自体が鉄筋なので電波のロスを考えないといけないこと!!
→建物間(鉄筋)はどうしても電波のロスが大きい。しかし最小限のロスですむように電波の強い場所が設定しながら確認できる。
もし、つながらなくても、もう1台サテライトを増やせば接続できる(最悪の場合の保険w)。
3. Wi-Fiを使うデバイスが多い(PC10台、プリンター3台、複合機1台、社員さんのスマホ類が数十台)ということ!!
→サテライト自体がWi-Fiの親機と同じ働きをするので、もともとの親機の負担はそれほど増えない。
SSIDも変える必要がなく、電波の強いところへ勝手に接続される。
4. 事務所棟、店舗棟ともに有線LANはほぼ使わないけど、クレジットの端末だけ有線LAN接続なので(店舗棟の1Fで使う機器には)LANポートが最低1つは必要なこと!!
→サテライトには1つのLANポートが搭載されているので解決できる。
これで、メッシュWi-Fiの方向で決定しました!!
あとはどの機器にするかを決めました!!
当日の設定はiPhoneのアプリで本当に簡単に設定できました。
ただし、建物間の設定のときにはつながらない場所もあり、安定して繋がる場所を探すのがとても大変でした。
アプリでの設定が簡単すぎるので、欲を言えば、もう少し、こちらの思うように設定ができるといいなぁと。
接続に関しては全く問題ないですが、細かな設定ができるといざというときには助かる
なぁと思えました。
最終的には接続も思うように設定できました。
ベストです!!
ちゃんとつながっているでしょ!!!
お客さんからは、「おかげで建物間のWi-Fi環境をローコストで導入することができました。」と喜んでいただけました。
嬉しいですね!!
自宅や会社で、Wi-Fiにつなげるデバイス(機器)が増え過ぎて速度が遅いとか、家の中で電波の届かないところがあるなど、お困りのときはお気軽にご相談いただければと思います。
<今回使用した機器>
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